果樹農家全体に関する現状と課題

高品質な国産果実の国内ニーズは高く、輸出品目としてのポテンシャルも高い。

​一方で、就農者の高齢化が深刻化しており、果樹の販売農家数はこの10年で約2割減少し、

60歳以上の占める割合も16ポイント上昇し、約8割となっていくためには、労働生産性の抜本的な向上が必要。

中山間地域が抱える現状と課題

果樹は、急傾斜地が多く他の作物の栽培が困難な中山間地域の栽培が果樹の栽培面積の43%を占めている。

人口減、高齢化により放棄地が増加、特に条件不利地の引き受け者が期待できない中、労働集約型でない圃場の維持。活用方法が必要・中山間圃場は現地形を残すため画一的な形状とはならず、地形条件に応じた多様な対応策が必要となってくる。

人口減、高齢化により放棄地が増加、特に条件不利地の引き受け者が期待できない中、労働集約型でない圃場の維持。活用方法が必要・中山間圃場は現地形を残すため画一的な形状とはならず、地形条件に応じた多様な対応策が必要となってくる。

​高知県北川村が抱える現状と課題

村の基幹産業がゆずであるが、兼業農家の離農が進み、専業農家も軒並みと少なく、圃場維持ができなくなってきている。​村外からの移住就農者含め、次世代の担い手を育成する取り組みは始めているが、経営モデルとしてゆずの栽培で生活できるイメージができず定着への道のりは長い。

​ゆずの出荷は現状加工品としての販売が多いが、青果出荷比率を高めるため、収穫品質(流通時に劣化しない)を高める。

​我が国で初めてゆずを出荷するなど、欧州への輸出実績含め品質への信頼度は高いが、消費者の認知が低いことや、将来の担い手となりうる村内の就学世代が誇りをもてるような教育も必要。