導入技術の効果① ドローン

<散布薬剤>

ジマンダイセン → ナティーボフロアブル

<ドローン飛行条件>

機種:XAG P30、飛行モード:果樹モード(螺旋)

樹高:2.5~3m、飛行位置:樹上、飛行高度:樹上1m  

噴射量:7~18㎖/s、螺旋速度:4m/s

散布量:80~200㎖/樹→4L~10L /10a  

液滴サイズ:100㎛、ノズル数:4(Open All)

飛行時風速:平均0~2m/s

注)1樹あたりの散布時間は11秒、樹から樹への移動に3秒、50本散布毎にバッテリー交換のためヘリポートに帰還する時間が20秒として計算。

10a当たり平均50本の栽植本数からすると、今回の圃場は60aで300本となり、移動を含む散布時間は(11+3)秒×300本+20秒×12回=74分。

ただし、3人で作業したこと及び散布以外の薬剤調整等の時間で合計376分かかり、合計で450分(3人×150分)を要した。

<黒点病調査>

調査樹:各区6樹

調査果数:1樹50果×6樹の計300果

調査位置:樹の赤道部(目通りの高さ)

調査基準:日本植物防疫協会の基準に従い、発病度を算出した。

<発病程度指数判定基準>

無0 :病斑がないもの

少1 :病斑が散見されるもの

中3 :病斑が果(葉)面の1/4 以下に分布するもの

多5 :病斑が果(葉)面の1/4~1/2 に分布するもの

甚7: 病斑が果(葉)面の1/2 以上に分布するもの

発病度= ((Σ(発病指数×該当発病数)/7×調査数))× 100

導入技術の効果② 索道システム

索道システムを利用した運搬は、収穫後の運搬時間としては8㎏(収穫籠)あたり慣行区で70秒、

実証区で35秒と、50%の時間削減効果が得られた。今後さらに多くの果実で実証を行う。

実証内容 ・収穫後運搬のための坂道の移動時間   
8㎏毎に数十m(高さ数m)往復(約1分) ・運搬作業時間70秒⇒35秒で約50%削減   
-収穫時間:8㎏(60果)×5秒=300秒   
-運搬時間:慣行区60秒(軽トラまで往復)      
  
索道区15秒(軽トラ部まで手繰る)   
-容器入替時間:慣行区10秒(軽トラ箱空け)        
索道区:20秒(索道用篭への詰替込)
図 運搬等所要時間比較(秒/8㎏あたり)

②その他

ドローン利用では。理論上10aあたり12分程度で散布できることから、

1日最大4haの防除も可能。1経営体当たりの導入コストを下げる観点から、

今後はシェアリングなどによる導入コスト削減効果も実証する。

導入技術の効果③ ロボットアーム

「屋外運搬機(Mobile Mover)」による運搬ならびに薬散用アタッチメント装着による防除、

ロボットアーム利用による収穫、獣害検知センサ利用などを試みたが、十分な実証データを取得するには至らず、

目標達成はできなかった。運搬作業の省力化や雑草抑制は検証できなかった。

「ロボットアーム」では条件の良い果実の約10%を収穫できることが分かったが、時間を要した。

今後、屋外運搬機を利用した薬散では、アウトリガーの改良、

ロボットアームではエンドエフェクタ(切断モジュール)の改良など、仕様や構成などを早急に検討していく必要がある。

実証A区(平坦地)での試験は行わなかったが、1-(3)の急傾斜地(実証C区)と同様の「薬散用ドローン」を利用した場合、

薬剤散布時間のみでみると目標は達成できる可能性はあると考えられる。

今後、薬剤調整や移動時間も含めて、SSとの比較データをとっていく必要がある。

導入技術の効果④ 5面選果機

導入技術の効果⑤ SoBiC

今後の展望・課題